masquerade0324のブログ

とある大学院生のメモ書き

羽生善治「大局観 自分と戦って負けない心」

今回は,僕が小学校の頃から大好きな棋士である羽生善治さんの本を読みました.

 

 

大局観というタイトルになっていますが,羽生さんの考え方というものがよくわかる本でした.もちろん棋士なので,例にあがっていることは将棋のことが多いです.しかし,それらで説明した本質的な部分というのは,普遍的なものだと思いました.羽生さんの考え方は,そのまま現実世界でも通用するものだと.

 

情報系の学生からすると,コンピュータ将棋との対局の話もおもしろかったです.その中で,現在はコンピュータが指す手は,人間が指す手とかなり違うが,いい手を求めていくとそれは同じような手に収束していくだろうという旨が書いてあり,なるほどなと思いました.コンピュータは,基本的には計算の速さを最大限に使った全探索の方法をとっていると思います(もちろん現在使っているアルゴリズムは,かなり効率的な枝刈りなんかをしているとも思います).それに対して人間(羽生さん)は,大胆に手をいきなりしぼっていき,そこから先を考える.メソッドは違いますが,それらが収束していくのだろうというのは,興味深いことです.

 

羽生さんの本はおもしろいので,また違うやつを読もうかなーと思います.