公開中の映画「レ・ミゼラブル」を見てきました.「レ・ミゼラブル」自体は,有名なヴィクトル・ユーゴーが書いたフランスの小説です.日本では「ああ無情」という題名でも知られていると思います.有名とはいうものの,どんな内容かということは,いままで全く知りませんでした.だから,そもそもこの映画「レ・ミゼラブル」が原作にちゃんと沿っているのかどうかを判断するすべも持ちあわせていません.したがって,そういった原作とは関係なしに,一つの映画として楽しんでみました.
まずこの作品を説明すること自体がネタバレになってしまうのですが,大雑把に言えば,ジャン・バルジャンという人の半生を描いた作品だということでしょう.
ジャン・バルジャンは1つのパンを盗んだがために長年監獄かどこかわかりませんが,奴隷として働かされますが,晴れて仮釈放を迎えます.ですが世の中はそういった人には厳しく職に就くこともできず,そうなるとお金もなく貧困で死にかけてしまいます.そこにどこかの司教がやってきて彼を助けます.にも関わらず,ジャン・バルジャンは夜こっそりと金目の物を持ちだして逃げてしまいます.しかし,そんな怪しい人はすぐに捕まってしまい,司教のところへ連れられてきてしまいます.しかし,司教はそれらはジャン・バルジャンにあげたものだといって,ジャン・バルジャンを救ってあげます.そこでやっと改心したジャン・バルジャンは,真っ当に生きるためにジャン・バルジャンという人間を捨て,一から生きていきます.
そこから,ジャン・バルジャンの新たな人生とそれに伴う障害が描かれていきます.
これ以降は,ぜひ映画館で見てもらうといいと思います.とにかく感動しました.ジャン・バルジャンという男の人生そのものに感動しました.レイトショーで見たのですが,映画館には結構人がおり,かつ最後の方は鼻をすすっている方が多かったようです.
あとこの作品で気に入ったこととして,ミュージカルのようだったということです.どんな映画かを全く下調べしていなかったので,これは純粋にうれしい驚きでした.ミュージカルが好きなので.印象的な曲ばかりでした.特に奴隷の人たちが一番最初に歌っていた曲は,その後も何回も歌われていて,特に学生たちが士気を高めるときに歌っていたのはなんとも言えなかったです.
さらに,主要な俳優・女優がよかった.
- ジャン・バルジャン…Hugh Jackman
- ジャベール…Russell Crowe
- ファンテーヌ…Anne Hathaway
- コゼット…Amanda Sayfried
- マリウス…Eddie Redmayne
Russell Croweがやっていた警官のジャベール役はとてもよかったですね.最近ビューティフル・マインドでRussell Croweを見たばかりだたのが余計に良かったと思います.Anne Hathawayがきれいなのは言うまでもないですね.あと,コゼットの少女時代の子かとても愛らしかったですね.女優さんの名前はわかりませんが.Eddie Redmayneが仲間は死んでしまったのに自分だけは生き残っているという歌を歌っているのには,心を震わされました.
まだまだいろいろなことが書けそうな作品ですが,ここまでにしておきます.Blu-rayが出たらぜひとも購入したいなと思う作品でした.おすすめです.